家庭でも簡単にできるセルフケアで、痛みの症状を緩和できると言われています。正しいやり方をおぼえて、無理をせずに行うことが重要です。
ここでは、歩くために必要な筋肉を鍛える代表的なトレーニングをご紹介します。
手術を受ける方にとっては、手術前からこのトレーニングをしておくことで、手術後のリハビリテーションがスムーズに行えます(運動は理学療法士の指導に従って行ってください)。
動画で見る膝関節トレーニング
太ももの筋肉(
大腿四頭筋=だいたいしとうきん)や太ももの裏側の筋肉(
ハムストリングス)などを強化することで、歩行時のひざへの負担を軽減します。
歩くために必要な筋肉を鍛える運動
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片方のひざを立て、伸ばした方の脚のつま先を上に向けたまま30cm程度上げ、5秒間とめて、ゆっくりおろす。
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ひざの下にタオルやクッションを入れる。つま先を上に向けたまま、タオルを押しつぶすように力を入れる。
5秒間とめて、ゆるめる。
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脚を伸ばした状態から、片方のかかとをおしりの方へスライドさせる。
元の位置へゆっくりもどす。
10回~20回を1セットとして1日2~3度行いましょう。
ひざが痛む場合は無理に行わないようにしましょう。