「肘」の痛みを解消したい

入院・手術・退院までの流れ
手術を受ける前には、疑問や不安な気持ちもあるかと思います。手術や治療方法で不明な点があれば、遠慮せずに医師や看護師などに質問しましょう。 納得して前向きな気持ちで治療にのぞむことが回復への近道となります。 病院によって違いはありますが、入院・手術の前後の一般的な手術の流れはこのようになります。
手術が決まったら
・全身の状態、特に上肢だけでなく下肢のこと(杖が必要かどうか)を検査します
・手術前のリハビリを始めましょう
家庭でできる肘関節の運動
・退院後の自宅での生活を考え、生活様式を見直してみましょう
・医療福祉や住居改造の助成について調べておきましょう
合併症について
人工関節手術に限らず、一般的に手術にはリスクが伴います。まれですが、手術後に合併症が起こる場合もあります。
・感染
・人工関節の摩耗、ゆるみ、脱臼
・神経障害 など
関節力をアップする運動
家庭でも簡単にできるセルフケアで、痛みの症状を緩和できると言われています。正しいやり方をおぼえて、無理をせずに行うことが重要です。
【用意するもの】
大きめの紙(新聞紙など) 1枚

【やりかた】
1. 紙を広げ、腕をまっすぐ伸ばして持ちます。
2. 指の力を使い、紙を手の平の中へくしゃくしゃに集めましょう。
退院後の快適な生活
退院して2~3週目を過ぎる頃になると、回復してきたことが実感できるようになります。個人差はありますが、退院後2ヵ月~半年くらいすれば、家事や趣味の活動もできるようになるでしょう。ただし、手術した腕だけで重い物を持たないよう注意が必要です。(目安:牛乳パック2本(2リットル)以上)両手で持つようにしましょう。
定期的に受診しましょう
手術後は、人工関節を長持ちさせるために、定期的な受診が必要です。定期受診は通常、手術後、はじめの1年間は数回、2年目以降は年に1~2回です。医師の指示に従って、必ず受診しましょう。

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