最近では、技術の進化により、従来に比べてより小さな切開で手術を行う最小侵襲手術法(MIS=さいしょうしんしゅうしゅじゅつほう)が可能になりました。この手術法の場合、皮膚はもちろん筋肉や靭帯(じんたい)の損傷を最小に抑えることができるため、手術後の回復が早まり、早期の歩行、社会復帰が望めます。しかし、最少侵襲手術法による人工股関節手術は、全ての方に対応できるものではなく、体格や股関節の損傷の度合いによっても異なります。また、回復期間には個人差がありますので、担当医師とよく相談しましょう。
※人工関節の耐用年数は個人の体重、年齢、活動レベルやその他の要因によって異なります。
*Lombardi AV Jr, Berend KR, Mallory TH, Skeels MD, Adams JB.
“Survivorship of 2000 tapered titanium porous plasma-sprayed femoral components.”
Clin Ortho Relat Res. 2009; 467(1): 146-154
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